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コイの成長に伴う農薬に対する感受性の変化
8種類の農薬に対するコイの感受性の変化を, 発眼卵から約5cmに成長する間, 調べた. 有機りん殺虫剤あるいは殺菌剤 trichlorfon, fenitrothion, Phenthoate, diazinon, IBP及びPCP除草剤に対する感受性は, 著しい変化はなく, 卵膜も, これら農薬の滲透に対し効果的な障壁となっていないことがわかった. しかし, chlornitrofen 除草剤と endosulfan 殺虫剤に対する感受性は, 発眼卵の時は低く, 成長初期は高くなったが, その後は, 再び低下した. これらの結果と既存の文献から, コイの成長に伴う農薬に対する感受性の変化の型...
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Published in: | Journal of Pesticide Science 1982/11/20, Vol.7(4), pp.457-461 |
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Main Authors: | , , , , |
Format: | Article |
Language: | Japanese |
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Summary: | 8種類の農薬に対するコイの感受性の変化を, 発眼卵から約5cmに成長する間, 調べた. 有機りん殺虫剤あるいは殺菌剤 trichlorfon, fenitrothion, Phenthoate, diazinon, IBP及びPCP除草剤に対する感受性は, 著しい変化はなく, 卵膜も, これら農薬の滲透に対し効果的な障壁となっていないことがわかった. しかし, chlornitrofen 除草剤と endosulfan 殺虫剤に対する感受性は, 発眼卵の時は低く, 成長初期は高くなったが, その後は, 再び低下した. これらの結果と既存の文献から, コイの成長に伴う農薬に対する感受性の変化の型は, マガモの場合と同様に, 農薬の化学構造あるいは作用機構により分類できるのではないか, と推察された. |
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ISSN: | 1348-589X 0385-1559 1349-0923 |
DOI: | 10.1584/jpestics.7.457 |