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O‐α‐D‐Glucosyluronic Acid α‐D‐Glucosiduronic Acid(トレハロース酸化物)を特異的に加水分解するAspergillus niger由来α‐Glucuronidaseの固定化とD-ク゛ルクロン酸の生産

O?α?D?glucosyluronic acid α?D?glucosiduronic acid (トレハロース酸化物)を特異的に加水分解するAspergillus niger由来α?glucuronidaseはトレハロース酸化物を加水分解しD?グルクロン酸を生成する。本酵素のD?グルクロン酸生産への応用を目的に、酵素を珪藻土焼成担体に固定化した。グルタルアルデヒド処理した固定化酵素は、20回の繰り返し使用の後も、60%の活性を有していた。本固定化酵素は100mMのトレハロース酸化物を完全に加水分解するが、基質初濃度が200mMを超えると、生成物阻害により反応が進行しなくなることがわかった。...

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Published in:Journal of applied glycoscience : JAG 2006-07, Vol.53 (3), p.181-185
Main Authors: 桐生, 高明, 中野, 博文, 木曽, 太郎
Format: Article
Language:Japanese
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Description
Summary:O?α?D?glucosyluronic acid α?D?glucosiduronic acid (トレハロース酸化物)を特異的に加水分解するAspergillus niger由来α?glucuronidaseはトレハロース酸化物を加水分解しD?グルクロン酸を生成する。本酵素のD?グルクロン酸生産への応用を目的に、酵素を珪藻土焼成担体に固定化した。グルタルアルデヒド処理した固定化酵素は、20回の繰り返し使用の後も、60%の活性を有していた。本固定化酵素は100mMのトレハロース酸化物を完全に加水分解するが、基質初濃度が200mMを超えると、生成物阻害により反応が進行しなくなることがわかった。基質を完全に加水分解するために、反応液を緩衝液により希釈し、D?グルクロン酸濃度を300?400mM以下に保ったところ、500mMのトレハロース酸化物をほぼ完全に加水分解し、グルクロン酸を生成した。カラムに固定化酵素を充填し反応させることで、D?グルクロン酸を連続的に生産することができた。本固定化酵素カラムは20日間の連続生産の後も、反応1日目の約80%の活性を保持していた。
ISSN:1344-7882