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集中治療室のない病院における医師の重症患者管理に対する意識調査(An attitude survey on doctors treating critically ill patients in hospitals without ICU facilities)

要旨 【目的】本邦の一般病床数あたりの集中治療室(ICU)病床数は諸外国に比べ少なく,重症患者がICUのない病院で管理されている。しかし,その実態を示すデータはほとんどない。本研究の目的は,ICUのない病院における重症患者対応,高次施設への転送,その他診療上の問題に関する医師の意識を調査することである。【方法】医師を対象に施設や属性を限定しない無記名アンケート調査を行い,ICUの有無で回答を比較した。【結果】1,025名から回答があり,そのうち651名(63.5%)がICUのない病院に勤務していた。ICUのある病院と比べその頻度は低いものの,ICUのない病院勤務の医師のうち65名(10%)が年...

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Published in:Nihon Kyūkyū Igakkai zasshi 2016-06, Vol.27 (6), p.175-183
Main Authors: (Yoshiaki Iwashita), 岩下 義明, (Masamitsu Sanui), 讃井 將満, (Hiroshi Imai), 今井 寛
Format: Article
Language:English
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Summary:要旨 【目的】本邦の一般病床数あたりの集中治療室(ICU)病床数は諸外国に比べ少なく,重症患者がICUのない病院で管理されている。しかし,その実態を示すデータはほとんどない。本研究の目的は,ICUのない病院における重症患者対応,高次施設への転送,その他診療上の問題に関する医師の意識を調査することである。【方法】医師を対象に施設や属性を限定しない無記名アンケート調査を行い,ICUの有無で回答を比較した。【結果】1,025名から回答があり,そのうち651名(63.5%)がICUのない病院に勤務していた。ICUのある病院と比べその頻度は低いものの,ICUのない病院勤務の医師のうち65名(10%)が年間11名以上の人工呼吸器装着患者を診療していた(p
ISSN:1883-3772
1883-3772
DOI:10.1002/jja2.12107