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登山競争前後における大腿の筋電図学的分析

〔目的〕登山競争前後における膝関節周囲の筋疲労の要因を明らかにすること.〔対象〕富士登山競争に参加した消防団員の選手7名とした.〔方法〕登山競走前(pre)に膝関節筋力と筋活動を測定し,登山競走直後(post)に実験施設に移動し,再度測定を行った.〔結果〕膝関節伸展―屈曲トルクは,登山競争前後に有意差は認められなかったが,平均周波数及び筋活動電位の変化率(RRE)は登山競走前よりも後の方が有意に低い値を示した.〔結語〕登山競走後において,筋線維伝導速度及び運動単位の同期性が低下している可能性があると推察された.また,平均周波数とRREでは異なる筋及び異なる角速度において差異が認められることが示...

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Published in:理学療法科学 2014, Vol.29(1), pp.75-79
Main Authors: 升, 佑二郎, 粕山, 達也, 河戸, 河誠司, 村松, 憲, 石黒, 友康
Format: Article
Language:Japanese
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Description
Summary:〔目的〕登山競争前後における膝関節周囲の筋疲労の要因を明らかにすること.〔対象〕富士登山競争に参加した消防団員の選手7名とした.〔方法〕登山競走前(pre)に膝関節筋力と筋活動を測定し,登山競走直後(post)に実験施設に移動し,再度測定を行った.〔結果〕膝関節伸展―屈曲トルクは,登山競争前後に有意差は認められなかったが,平均周波数及び筋活動電位の変化率(RRE)は登山競走前よりも後の方が有意に低い値を示した.〔結語〕登山競走後において,筋線維伝導速度及び運動単位の同期性が低下している可能性があると推察された.また,平均周波数とRREでは異なる筋及び異なる角速度において差異が認められることが示された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.75