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運動頻度が高齢者の下肢筋力,および自己運動能力評価に及ぼす影響

〔目的〕高齢者の運動頻度が下肢筋力に好影響を与えているか否か,そして自己評価による運動対応能との関係はあるのかどうかを検討した.〔対象〕65歳以上の高齢者71名を対象とした.〔方法〕被験者を週の運動頻度別に0日群,1~2日群,3~5日群,6日以上群に分け,各群の年齢,等尺性膝伸展筋力,主観的連続歩行距離を比較した.〔結果〕各群の年齢,等尺性膝伸展筋力に有意差は認めず,運動頻度の高い群ほど主観的連続歩行距離が有意に長くなった.〔結語〕歩行を中心とする運動頻度は,下肢筋力に影響を与えないにもかかわらず,主観的連続歩行可能距離を長くする.したがって,高齢者の身体機能評価には,運動頻度や主観的なもので...

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Published in:理学療法科学 2014, Vol.29(2), pp.193-195
Main Authors: 中屋, 雄太, 片山, 訓博, 重島, 晃史, 山崎, 裕司, 熊谷, 匡紘
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Summary:〔目的〕高齢者の運動頻度が下肢筋力に好影響を与えているか否か,そして自己評価による運動対応能との関係はあるのかどうかを検討した.〔対象〕65歳以上の高齢者71名を対象とした.〔方法〕被験者を週の運動頻度別に0日群,1~2日群,3~5日群,6日以上群に分け,各群の年齢,等尺性膝伸展筋力,主観的連続歩行距離を比較した.〔結果〕各群の年齢,等尺性膝伸展筋力に有意差は認めず,運動頻度の高い群ほど主観的連続歩行距離が有意に長くなった.〔結語〕歩行を中心とする運動頻度は,下肢筋力に影響を与えないにもかかわらず,主観的連続歩行可能距離を長くする.したがって,高齢者の身体機能評価には,運動頻度や主観的なものではなく,測定機器を用いるなどの客観的な計測器が必要である.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.193