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勤務領域間でのコンピテンシー特性の比較
〔目的〕近年,医学教育改革の観点から,専門職業人の実践能力に対する評価法として注目されているコンピテンシー診断を実施し,対象者の勤務領域間の特性について調査した.〔対象と方法〕対象は,8県18施設に所属する臨床経験5年以上の理学療法士150名(年齢:35.1±7.3歳(平均±標準偏差),臨床経験年数:11.6±6.8年)である.社会人基礎力対応のコンピテンシー診断を実施し,勤務5領域間の特性を比較した.〔結果〕 「要望にこたえる力」と「きちんとやる力」は急性期と生活期間,「自らを活かす力」は回復期と研究・教育機関間で有意な差があった.〔結語〕勤務形態や仕事環境に応じ,必要な行動特性の違いが差異...
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Published in: | 理学療法科学 2016, Vol.31(4), pp.575-580 |
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Main Author: | |
Format: | Article |
Language: | Japanese |
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Summary: | 〔目的〕近年,医学教育改革の観点から,専門職業人の実践能力に対する評価法として注目されているコンピテンシー診断を実施し,対象者の勤務領域間の特性について調査した.〔対象と方法〕対象は,8県18施設に所属する臨床経験5年以上の理学療法士150名(年齢:35.1±7.3歳(平均±標準偏差),臨床経験年数:11.6±6.8年)である.社会人基礎力対応のコンピテンシー診断を実施し,勤務5領域間の特性を比較した.〔結果〕 「要望にこたえる力」と「きちんとやる力」は急性期と生活期間,「自らを活かす力」は回復期と研究・教育機関間で有意な差があった.〔結語〕勤務形態や仕事環境に応じ,必要な行動特性の違いが差異として表れた.本診断法は汎用性に富み,能力考課や情意考課の利用が期待される. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.31.575 |