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肺年齢測定会における男性参加者の特徴と肺年齢測定会がCOPD認知度に与える影響

〔目的〕肺年齢測定会がCOPD認知度へ与える影響を明らかにすること.〔対象と方法〕平成29年に開催された東京都主催のイベントに参加した930名を対象に,肺年齢測定とアンケート調査を実施.喫煙率の高かった男性参加者の基本属性,肺年齢および肺年齢差(肺年齢−実年齢),主症状,肺年齢測定実施経験,喫煙習慣の有無を比較・検討し,肺年齢測定実施前後でのCOPD認知の変化を調査した.〔結果〕肺年齢測定会の参加者は,96%がCOPDについて知ることができた.肺年齢が実年齢より16歳以上高い者は,16歳以下の者より現喫煙群が多く,息切れも強く,COPD認知度も高かった.〔結語〕一般市民のCOPD認知度向上に肺...

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Published in:理学療法科学 2019, Vol.34(2), pp.169-172
Main Authors: 松村, 佑介, 髻谷, 満, 角田, 健, 山根, 主信, 髙尾, 聡, 大野, 一樹, 大松, 峻也, 川原, 一馬, 森, 広輔, 黒山, 祐貴, 豊田, 裕規, 千住, 秀明
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕肺年齢測定会がCOPD認知度へ与える影響を明らかにすること.〔対象と方法〕平成29年に開催された東京都主催のイベントに参加した930名を対象に,肺年齢測定とアンケート調査を実施.喫煙率の高かった男性参加者の基本属性,肺年齢および肺年齢差(肺年齢−実年齢),主症状,肺年齢測定実施経験,喫煙習慣の有無を比較・検討し,肺年齢測定実施前後でのCOPD認知の変化を調査した.〔結果〕肺年齢測定会の参加者は,96%がCOPDについて知ることができた.肺年齢が実年齢より16歳以上高い者は,16歳以下の者より現喫煙群が多く,息切れも強く,COPD認知度も高かった.〔結語〕一般市民のCOPD認知度向上に肺年齢測定会は有効であり,肺年齢測定を増やすことが重要である.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.34.169