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地域在住高齢者の2分間ステップテストと身体機能の関係

〔目的〕栃木県北地域在住高齢者における2分間ステップテスト(TMST)と身体機能の関係を明らかにする.〔対象と方法〕対象は地域在住高齢者33名(男性20名,女性13名),年齢77.0 ± 7.7歳(平均 ± 標準偏差)とした.そのうち,要支援・要介護高齢者22名,健常高齢者は11名であった.TMST,体組成成分,握力,歩行速度を測定し,相関を求めた.〔結果〕TMSTは健常高齢者108.2 ± 17.8回/2 min,要支援・要介護高齢者72.3 ± 21.5回/2 minで有意に低値を示した.健常高齢者では年齢に負の相関(r=-0.610)が認められ,要支援・要介護高齢者とは歩行速度と正の相関...

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Published in:理学療法科学 2021, Vol.36(4), pp.533-536
Main Authors: 小関, 統大, 宮沢, 千瑛里, 沢谷, 洋平, 柴, 隆広, 広瀬, 環, 渡邉, 観世子, 石坂, 正大, 小林, 薰, 久保, 晃
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕栃木県北地域在住高齢者における2分間ステップテスト(TMST)と身体機能の関係を明らかにする.〔対象と方法〕対象は地域在住高齢者33名(男性20名,女性13名),年齢77.0 ± 7.7歳(平均 ± 標準偏差)とした.そのうち,要支援・要介護高齢者22名,健常高齢者は11名であった.TMST,体組成成分,握力,歩行速度を測定し,相関を求めた.〔結果〕TMSTは健常高齢者108.2 ± 17.8回/2 min,要支援・要介護高齢者72.3 ± 21.5回/2 minで有意に低値を示した.健常高齢者では年齢に負の相関(r=-0.610)が認められ,要支援・要介護高齢者とは歩行速度と正の相関(r=0.655)が認められた.〔結語〕高齢者におけるTMSTは歩行速度との関連が強い.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.36.533