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大腿内側部へのキネシオテーピングと大腿部加圧装具が股関節内転機能および歩行機能に即時的効果を与えた一閉鎖神経障害例

〔目的〕一閉鎖神経障害例に対する大腿内側部触圧刺激の効果を検証した.〔対象と方法〕65歳男性.前立腺癌術後に閉鎖神経障害を呈し,発症3ヵ月後に当院へ紹介された.左大内転筋の萎縮あり.歩行不安定性と易疲労性を訴えた.無刺激,大腿内側部への弾性テーピング(KT),大腿部加圧装具(POD)の3条件下で左股関節内転筋力測定とTimed Up & Go Testを実施して比較した.〔結果〕両測定において,無刺激条件に比較してKTとPODは測定値が即時的に改善していた.〔結語〕大腿内側部へのKTとPODは本閉鎖神経障害例の運動機能を補う作用が認められた....

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Published in:理学療法科学 2023, Vol.38(1), pp.84-89
Main Authors: 池田, 裕貴, 松浦, 汰一, 林, 忠輝, 本田, 哲三
Format: Article
Language:eng ; jpn
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕一閉鎖神経障害例に対する大腿内側部触圧刺激の効果を検証した.〔対象と方法〕65歳男性.前立腺癌術後に閉鎖神経障害を呈し,発症3ヵ月後に当院へ紹介された.左大内転筋の萎縮あり.歩行不安定性と易疲労性を訴えた.無刺激,大腿内側部への弾性テーピング(KT),大腿部加圧装具(POD)の3条件下で左股関節内転筋力測定とTimed Up & Go Testを実施して比較した.〔結果〕両測定において,無刺激条件に比較してKTとPODは測定値が即時的に改善していた.〔結語〕大腿内側部へのKTとPODは本閉鎖神経障害例の運動機能を補う作用が認められた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.38.84