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要介護者における転倒・転落時傷害に関わる要因の検討

要旨:〔目的〕地域在住要介護高齢者の転倒・転落状況, および転倒・転落時の傷害の関係性について検証すること. 〔対象と方法〕対象は通所リハビリテーション利用者のうち, 転倒・転落した68名とした. 調査方法は, 転倒・転落事故状況調査票から年齢, 性別, 介護度, 転倒・転落日, 期間中の転倒・転落回数, 転倒・転落場所(居室, 浴室, 屋外等), 転倒・転落による傷害内容(骨折, 打撲等), 転倒・転落時の移動形態, 主要疾患などを抽出した.〔結果〕転倒・転落時傷害と関連する因子として, 男性, 独歩, 転倒場所廊下などが挙げられた. 〔結語〕転倒・転落場所は寝室, 廊下がおよそ4割を占め,...

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Published in:理学療法科学 2024-04, Vol.39 (2), p.72-78
Main Authors: 横山大輝, 満山兼一郎, 吉田美森, 藤崎和希, 横山雅人, 井波敬三, 新井清代, 佐藤友彦, 小林雅津良, 大谷知浩
Format: Article
Language:Japanese
Online Access:Get full text
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Description
Summary:要旨:〔目的〕地域在住要介護高齢者の転倒・転落状況, および転倒・転落時の傷害の関係性について検証すること. 〔対象と方法〕対象は通所リハビリテーション利用者のうち, 転倒・転落した68名とした. 調査方法は, 転倒・転落事故状況調査票から年齢, 性別, 介護度, 転倒・転落日, 期間中の転倒・転落回数, 転倒・転落場所(居室, 浴室, 屋外等), 転倒・転落による傷害内容(骨折, 打撲等), 転倒・転落時の移動形態, 主要疾患などを抽出した.〔結果〕転倒・転落時傷害と関連する因子として, 男性, 独歩, 転倒場所廊下などが挙げられた. 〔結語〕転倒・転落場所は寝室, 廊下がおよそ4割を占め, およそ6割が転倒・転落時に何らかの傷害を有していた. さらに転倒・転落時の傷害の関連要因として, 男性, 独歩, 転倒場所が廊下であることがわかった.
ISSN:1341-1667