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Dural sinus malformation (DSM) in fetuses. Diagnostic value of prenatal MRI and follow-up

Dural sinus malformation (DSM)の胎児期の画像所見および予後に関してretrospectiveに検討している. フランスの7病院で胎児期に発見されたDSMの13例が対象で, 性別は男児5例, 女児7例で, 1例は不明であった. 全例で定期検診での胎児エコーで頭蓋内病変を認めて, 最も早い症例は妊娠20週であったが, 多くは妊娠26から30週の間に指摘された. 病変は小脳虫部の後方で正中に存在する嚢胞性のもので, 大きさは2から8cmで, 大部分の症例で病変の中心に血栓を認めていた. また, いずれの症例も病変は静脈洞交会を含んでいた. 水頭症や脳実質異常を認める症例...

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Published in:脳神経血管内治療 2010, Vol.4 (1), p.50-51
Main Authors: 石黒友也, 小宮山雅樹, Merzoug V, Flunker S, Drissi C
Format: Article
Language:Japanese
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Description
Summary:Dural sinus malformation (DSM)の胎児期の画像所見および予後に関してretrospectiveに検討している. フランスの7病院で胎児期に発見されたDSMの13例が対象で, 性別は男児5例, 女児7例で, 1例は不明であった. 全例で定期検診での胎児エコーで頭蓋内病変を認めて, 最も早い症例は妊娠20週であったが, 多くは妊娠26から30週の間に指摘された. 病変は小脳虫部の後方で正中に存在する嚢胞性のもので, 大きさは2から8cmで, 大部分の症例で病変の中心に血栓を認めていた. また, いずれの症例も病変は静脈洞交会を含んでいた. 水頭症や脳実質異常を認める症例はなかった. 胎児MRIは12例で撮影され, 病変の中心部にT1強調像で高信号, T2強調像で低信号を呈する血栓を全例で認めていた. 胎児の血液検査では病変内の血栓形成が原因と考えられる血小板減少を1例で認めたが, その他は問題なかった.
ISSN:1882-4072