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健常成人における機能的残気量増加が体幹回旋可動性に及ぼす影響

〔目的〕胸腰部回旋ROM-testに準拠した測定(以下,R-t準拠法)と胸郭から股関節の柔軟性評価が可能なWing-test変法(以下,W-t変法)を用いて,機能的残気量(以下,FRC)増加が体幹回旋可動性に及ぼす影響を明らかにする.〔対象と方法〕対象は若年健常者54名.FRCは安静呼気位を基準に2,000 ml容量のシリンダーを用いて500 ml,1,000 ml,1,500 ml,2,000 mlの空気を吸入,FRCを増加させ測定方法およびFRCを要因とした二元配置分散分析で検討した.〔結果〕有意な主効果と交互作用が認められた.W-t変法はR-t準拠法より可動域が大きく,FRCが1,000...

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Published in:Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(4), pp.473-476
Main Authors: 竹内, 誠貴, 工藤, 卓人, 藤田, 拓, 石川, 良太, 宇井, 秀斗, 遠藤, 沙紀, 小山, 千賀穂, 佐藤, 榛花, 鈴木, 里沙子, 森岡, 奏子, 渡辺, 麻美, 久保, 晃, 石坂, 正大
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕胸腰部回旋ROM-testに準拠した測定(以下,R-t準拠法)と胸郭から股関節の柔軟性評価が可能なWing-test変法(以下,W-t変法)を用いて,機能的残気量(以下,FRC)増加が体幹回旋可動性に及ぼす影響を明らかにする.〔対象と方法〕対象は若年健常者54名.FRCは安静呼気位を基準に2,000 ml容量のシリンダーを用いて500 ml,1,000 ml,1,500 ml,2,000 mlの空気を吸入,FRCを増加させ測定方法およびFRCを要因とした二元配置分散分析で検討した.〔結果〕有意な主効果と交互作用が認められた.W-t変法はR-t準拠法より可動域が大きく,FRCが1,000 ml以上増大すると可動域は減少し,W-t変法で顕著だった.〔結語〕FRCの増加により両テストとも,体幹回旋可動性が低下した.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.473