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入学直後の大学生活不安に関する理学療法学科学生と非医療系学科学生との比較

〔目的〕理学療法学科学生の大学生活不安について,非医療系一般学科の学生と比較することによりその特徴をより明確にすること.〔対象と方法〕2015年に入学した四年制大学の理学療法学科1年生88人と一般学科1年生109人を対象として,集合調査法にて大学生活不安尺度を調査し,各設問の回答頻度をχ2検定にて比較した.〔結果〕大学生活不安尺度における3つの下位尺度のうち,大学不適応尺度で群間差が認められ,大学不適応尺度の設問すべてで理学療法学科の学生が有意に多く「いいえ」と回答していた.〔結語〕理学療法学科の学生は,大学入学早期には一般学科の学生と比べて大学不適応を示さず一定の意志を持っていることが推測さ...

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Published in:Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(6), pp.769-772
Main Authors: 金子, 千香, 平林, 茂, 菅沼, 一男, 眞保, 実
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕理学療法学科学生の大学生活不安について,非医療系一般学科の学生と比較することによりその特徴をより明確にすること.〔対象と方法〕2015年に入学した四年制大学の理学療法学科1年生88人と一般学科1年生109人を対象として,集合調査法にて大学生活不安尺度を調査し,各設問の回答頻度をχ2検定にて比較した.〔結果〕大学生活不安尺度における3つの下位尺度のうち,大学不適応尺度で群間差が認められ,大学不適応尺度の設問すべてで理学療法学科の学生が有意に多く「いいえ」と回答していた.〔結語〕理学療法学科の学生は,大学入学早期には一般学科の学生と比べて大学不適応を示さず一定の意志を持っていることが推測されたことから,入学後の学習環境を整え学業を継続できる支援をすることが退学予防として重要であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.769