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"Lesson Study" as Professional Culture in Japanese Schools: An Historical Perspective on Elementary Classroom Practices
This research examines "lesson study" as a traditional model of creating professional knowledge in schools. "Lesson study," typically defined as teacher' classroom based collaborative research, has a long history in Japan as a shared professional culture with potential for e...
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Published in: | Japan review 2010-01 (22), p.171-200 |
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Main Authors: | , , |
Format: | Article |
Language: | English |
Subjects: | |
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Summary: | This research examines "lesson study" as a traditional model of creating professional knowledge in schools. "Lesson study," typically defined as teacher' classroom based collaborative research, has a long history in Japan as a shared professional culture with potential for enhancing learning, enriching classroom activities and transforming the school environment. A case study method based on historical data is the primary approach used in this research. Detailed description and analysis of lessons are provided, individual lesson plans are examined and exchanges of views between teachers are discussed. The findings are intended to help clarify the cultural and historical role of lesson based research in Japanese schools, and also the significant influence that lesson study has exerted on developing a culture of shared professionalism in Japan. 日本の多くの教師たちは、授業づくりは共同作業であり、優れた現職教育は、集団の中でアイデイアや経験を共有し、それらについて議論しあうことによって成し遂げられると考えている。彼らの教育理論は、教員同士の緊密なコミュニケーションを通して作り上げられたものである。校内研修としての「授業研究」に関して、形式的な理論や抽象的な原理を学ぶことよりも、むしろ彼らは実践に基づく共同研究、すなわち授業研究を通して技能を修得している。こうした「授業研究」は、子どもの事実から学ぼうとする姿勢に支えられながらこれまで日本の学校文化として醸成されてきたものである。本研究では、日本における「授業研究」が、どのような枠組みで実施されているのかを整理し、近代日本において、校内研修としての授業研究が盛んに行われていた昭和初期 (1930年代) の公立小学校の授業研究会で作成された学習指導案や批評会記録を中心史料としながら、授業研究がどのような背景のもとで学校文化・教師文化を構築してきたかを明らかにするものである。まず、日本の揚合、明治維新以来、欧米の技術を摂取するために近代的学佼制度を設立する際、教師は欧米型の教育方法を摂取し学び合う必要があったという点である。そのためには、強い授業研究ヘの動機を持つことが必要であったと思う。また、協同的に授業研究をする際に重要であった指導案を共有化するために、授業記録の作成や検討が普及し、授業研究が学校文化となって成立する大きな契機となったのである。そして、子どもの学習状況、活動状況によって教育の意義が位置づけられることを、日本の多くの教員たちが認識し、省察し続けていたという点である。教員の仕事の成果は、常に子どもの姿にあらわれるものである。今後の研究課題として、日本で培われた授業研究を他の国に導入する揚合に、どのような点に留意しなければならないのかを考える重要な示唆が得られるのではないかと思う。 |
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ISSN: | 0915-0986 |