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運動イメージの具体的方法の個人差に関する一考察

〔目的〕運動イメージの具体的方法の違いが神経機能に与える影響を検討する前段階として,運動イメージの具体的方法を被験者のインタビューによって検討した.〔対象〕平均年齢23.3歳の健常者85名とした.〔方法〕最大収縮の50%の力で母指対立運動を練習した後に,練習課題を自由にイメージさせ,イメージ内容を被験者の言葉で答えてもらった〔結果〕ピンチ力値をイメージする方法(数字イメージ),筋収縮をイメージする方法(筋収縮イメージ)の組合せが19名と最も多かった.〔結語〕運動イメージを取り入れる際には,単独の課題によるイメージよりも,数字イメージを絡めた課題をイメージさせた方が運動イメージしやすいことがわか...

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Published in:理学療法科学 2015, Vol.30(3), pp.405-407
Main Authors: 東藤, 真理奈, 文野, 住文, 米田, 浩久, 鈴木, 俊明
Format: Article
Language:Japanese
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Description
Summary:〔目的〕運動イメージの具体的方法の違いが神経機能に与える影響を検討する前段階として,運動イメージの具体的方法を被験者のインタビューによって検討した.〔対象〕平均年齢23.3歳の健常者85名とした.〔方法〕最大収縮の50%の力で母指対立運動を練習した後に,練習課題を自由にイメージさせ,イメージ内容を被験者の言葉で答えてもらった〔結果〕ピンチ力値をイメージする方法(数字イメージ),筋収縮をイメージする方法(筋収縮イメージ)の組合せが19名と最も多かった.〔結語〕運動イメージを取り入れる際には,単独の課題によるイメージよりも,数字イメージを絡めた課題をイメージさせた方が運動イメージしやすいことがわかった.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.405