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整形外科に通院している地域在住高齢者の疼痛の程度と生活活動量および健康関連QOLとの関係

〔目的〕整形外科に通院している地域在住高齢者の疼痛の程度と生活活動量および健康関連QOLとの関連性を明らかにすることを目的とした.〔対象〕整形外科に通院する地域在住高齢者30名とした.〔方法〕質問紙により疼痛の有無と部位,疼痛の程度(NBS),生活活動量(LSA),手段的ADL(FAI),転倒恐怖感(FES),抑うつ度(GDS),健康関連QOL(SF-36)の聞き取り調査を実施した.〔結果〕NBSとSF-36との関係では,疼痛が強いほど健康関連QOLが低くなることが判明した.〔結語〕疼痛を有する高齢者の健康関連QOLの向上を目指すためには,疼痛の軽減を図ることはもちろんのこと,運動機能や日常生...

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Published in:理学療法科学 2016, Vol.31(2), pp.189-193
Main Authors: 中越, 竜馬, 武政, 誠一, 中山, 宏之, 森, 勇介
Format: Article
Language:Japanese
Subjects:
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Description
Summary:〔目的〕整形外科に通院している地域在住高齢者の疼痛の程度と生活活動量および健康関連QOLとの関連性を明らかにすることを目的とした.〔対象〕整形外科に通院する地域在住高齢者30名とした.〔方法〕質問紙により疼痛の有無と部位,疼痛の程度(NBS),生活活動量(LSA),手段的ADL(FAI),転倒恐怖感(FES),抑うつ度(GDS),健康関連QOL(SF-36)の聞き取り調査を実施した.〔結果〕NBSとSF-36との関係では,疼痛が強いほど健康関連QOLが低くなることが判明した.〔結語〕疼痛を有する高齢者の健康関連QOLの向上を目指すためには,疼痛の軽減を図ることはもちろんのこと,運動機能や日常生活機能へのプログラムのみならず,精神面へのアプローチの必要性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.189