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後大脳動脈P2部動脈瘤に対する血管内治療
【目的】血管内治療を施行した後大脳動脈P2 segmentの動脈瘤の治療方法,結果について検討した.【対象】くも膜下出血で発症した脳動脈瘤3例と未破裂脳動脈瘤4例の7症例を対象とした.後者は,mass effectで発症1例,破裂脳動脈瘤に合併して発見された1例,頭痛の精査にて発見された2例であった.【結果】嚢状動脈瘤(破裂3例,未破裂2例)は瘤内塞栓術を,紡錘状動脈瘤(未破裂1例),血栓化動脈瘤(未破裂1例)はコイルによる脳動脈瘤を含めた母血管閉塞を施行した.術後明らかな合併症は認めず2年から最長5年5ヵ月(平均3.6年)経過観察し再治療は施行していない.【結語】血管内治療を施行した後大脳動...
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Published in: | Journal of Neuroendovascular Therapy 2010, Vol.4(2), pp.91-98 |
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Main Authors: | , , , , , |
Format: | Article |
Language: | Japanese |
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Summary: | 【目的】血管内治療を施行した後大脳動脈P2 segmentの動脈瘤の治療方法,結果について検討した.【対象】くも膜下出血で発症した脳動脈瘤3例と未破裂脳動脈瘤4例の7症例を対象とした.後者は,mass effectで発症1例,破裂脳動脈瘤に合併して発見された1例,頭痛の精査にて発見された2例であった.【結果】嚢状動脈瘤(破裂3例,未破裂2例)は瘤内塞栓術を,紡錘状動脈瘤(未破裂1例),血栓化動脈瘤(未破裂1例)はコイルによる脳動脈瘤を含めた母血管閉塞を施行した.術後明らかな合併症は認めず2年から最長5年5ヵ月(平均3.6年)経過観察し再治療は施行していない.【結語】血管内治療を施行した後大脳動脈P2 segment動脈瘤の治療成績は良好であった.瘤内塞栓術が施行できない場合には閉塞テストにて側副血行路や神経学的に虚血症状の有無を評価し,親動脈閉塞術を施行することが望ましいが,個々の症例で十分な検討を要する. |
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ISSN: | 1882-4072 2186-2494 |
DOI: | 10.5797/jnet.4.91 |