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脳神経血管内治療医が知っておくべき論文 Endovascular treatment of extracranial atherosclerotic disease involving the vertebral artery origins: a comparison of drug-eluting and bare-metal stents

「背景」 冠動脈領域においてdrug-eluting stent(DES)を用いた治療が実績を積み重ねてきたことに伴い, 当然の流れとして脳領域にも応用されるようになった. これまでに椎骨動脈起始部病変に対してDESを用いて治療することにより再狭窄率が減少したいくつかの報告はあったが, bare-metal stent(BMS)に対して明らかに有利であることを証明した多数例の検討報告はなかった. 「目的」 そこで著者らは, DESのBMSに対する再狭窄率における優位性の有無と, 最近の文献からエビデンスに基づいた頭蓋外椎骨動脈ステント留置術の適応について多数例の検討を行った. 「方法」 症候性...

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Published in:脳神経血管内治療 2012-10, Vol.6 (3), p.222-223
Main Authors: 長谷川仁, 伊藤靖
Format: Article
Language:Japanese
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Description
Summary:「背景」 冠動脈領域においてdrug-eluting stent(DES)を用いた治療が実績を積み重ねてきたことに伴い, 当然の流れとして脳領域にも応用されるようになった. これまでに椎骨動脈起始部病変に対してDESを用いて治療することにより再狭窄率が減少したいくつかの報告はあったが, bare-metal stent(BMS)に対して明らかに有利であることを証明した多数例の検討報告はなかった. 「目的」 そこで著者らは, DESのBMSに対する再狭窄率における優位性の有無と, 最近の文献からエビデンスに基づいた頭蓋外椎骨動脈ステント留置術の適応について多数例の検討を行った. 「方法」 症候性頭蓋外椎骨動脈狭窄に対してステント留置術を施行した患者を, 使用したステントの種類によりBMS群とDES群の2群に分け, 後方視的に解析した. 周術期は原則的にdual antiplatelet therapy(DAPT)が行われた.
ISSN:1882-4072